面談が終わって、いよいよ本格的な援助が始まる
月初めから子どもたちや保護者の皆さまとの面談や懇談をおこなっています。
普通だったら、3月までに終了していることなのでしょう、、、
テーマはたった一つ
「2019年4月1日、私(子ども)は、 どんな場所で どんな気持ちで どんなことをしているのか」
即答できる子どもたちから、言葉にできない子どもたちなど 年齢も目標も様々です。
子どもたちの言葉は
「・・大学に行きたい。国連で仕事がしたいから」
「・・大学医学部に行きたい。おばあちゃんが苦しんだ病気を治したい」
「・・高校に行きたい」
「英語がじょうずになりたい」
「漢字が書けるようになりたい」
目標と目的をはっきり言葉にできる子どもたちもいますが、ほとんどの子どもたちは言葉にできません。
いろいろ話していると、できるようになりたいと思っていることがどんどん出てきます。
保護者の皆さまの希望も
大学や高校の名前が出てくる場合やお子さまの成長を願う言葉など 様々です。
これらの目標が揃うと、さらに力が入ります。

子どもたちの目標を紹介すると、私のことを心配して声をかけてくださる方がいます。
「いろんな子がいて大変ね」
「レベルの高い問題も指導されるんですね」
「教材の準備も大変ですね」
実は、予備校や塾のように指導することはほとんどありません。
子どもたちは、「自分ができるレベルや課題」をよく知っています。
ポイントは
①子どものモチベーションを保つように
②子どもが一人でできる問題から、少しヒントを与えるだけでできる問題を
③小刻みに復習しながら
④学習結果を出し
⑤学習の振り返りをおこなって、学習の方法を身につける
このような積み重ねをできるだけ短い期間で体験することを目指します。
学習の仕方と振り返りを行うことで、自分にあった学習法が身につきます。
もちろん、頑張った子どもたちに良い結果が出ないときもあります。
こんな時こそチャンスです。
過程に焦点を当てることができるからです。
私にとって「結果を出す」ことを目指すのは、
子どものモチベーション高めたり、振り返りの際に結果を出した過程をじっくり話し合うためです。
結果が出ないときは、ていねいに自分自身のことを振り返ることができませんが、
1科目の中でも、できているところとできていないところを、子どもと一緒に細かく分析します。
細かく分析すると、この結果になった理由が浮き彫りになります。
学習の仕方や手順、意志などを再確認でき、目標をさらに具体的に決めることができます。
良い結果の時には、良い結果なりの振り返りの仕方があり、
悪い結果の時には、悪い結果なりの振り返りの仕方があります。
子ども一人ひとりにアプローチできるようになったのは、今まで学んできた心理学や教育学だけでなく、
30年 子どもたちと一緒に悩んで解決してきたことが活きているんでしょう。
子どもたちが教えてくれたことが、今の援助に活きてます。
学力コースを今年から設けます。
体験学習会も行う予定です。また改めてお伝えします。