落ち着きのない、多動のある子へのアプローチ法
多動は悪いことばかりではない
教育相談で
「集中力がありません。3分とじっとしていない」
「いつもウロウロしています」
「落ち着きのない子ども」「じっとしていない子ども」「集中力がない子ども」の
相談をたびたび受けることがあります。
保護者さまは、いつも悪いことだけのようにお話しされますが、実は強みでもあるのです。
「たくさんのことに興味がある」… 好奇心旺盛
「やってみないと気が済まない」… 納得したい体験派
「すぐに動いています」 … 行動力がある とも言えます。
「集中できない」「すぐにウロウロしてしまう」には、
多くの子どもに感覚過敏が隠れていることがあります。
子どもの「過敏」の影響で、その場で できていないところに焦点を当てると「困った」になり
子どもの「過敏」の影響で、ほかの人ではできないところに焦点を当てると「有能な能力」になります。
全ての人に発達の凸凹(でこぼこ)があり、経験を重ね
その凸凹を補うように工夫をして 課題を乗り越えて行きます。
今回は、「落ち着きがない」「多動がある」子どもへ
問題となる行動を少なくするための運動を紹介します。
「多動を少なくするための7つの運動」
多動性を抑えたり少なくするための運動は、原因が一つではないために
どれか一つを行う十分だと言うものはありません。
「感覚を調整する運動」「自分の身体の感覚をつかむ運動」
「リズム運動」「静止運動」「動作スピードを緩める運動」
「バランス運動」「用具を使う運動」の7つをご紹介します。
学習の指導でも効果がある
当研究所に通ってくれる方々に、この7つの運動のエッセンスも使って援助しています。
勉強や学習、ひいては心の問題まで援助できる秘密が隠れています。
援助をしていらっしゃる方がや保護者の皆さまのお役にててれば幸いです。
次号より7つの運動を一つずつ取り上げて、ご紹介していきます。