ゲシュタルト療法というのは、

精神分析医のフレデリック・S・パールズと

ゲシュタルト心理学者だったローラ・パールズによって創られた

統合的・実存主義的な心理療法で、

今ここでの体感的な「気づき」によって

心身のホメオスタシスと人格の統合を目指すものです。

 

具体的にどんな療法かというと

いま現在起きている「不安や問題」の元である「過去の未完了の感情」を

その時を想起して、それに結びついている苦痛な感情を発散させる

というもの。

 

このアプローチは患者・非患者の区別をしません。

クライエントと呼ばないのは、

「治す人」・「治される人」としてしまうと

「治される人」は「治す人」に依存が起きやすいからです。

「治す人」も、治さないといけないというような感覚が出てきます。

同等の関係ではなくなるのです。

だから、

ゲシュタルト療法ではカウンセラーのことを「ファシリテーター」

(カウンセリングでいう)クライエントのことを「ワーカー」と呼びます。

人には自分で自分を治す力が備わっている。

その力を引き出したり促進するお手伝いをするだけ

という考えからです。

今まで私は300例くらいのワーク(カウンセリング)を見てきたでしょうか。

人のワークをみていると、自分のいろんな状況を当てはめて

さも自分がワークを受けているような感覚になります。

ワークをみながら多くの人が涙を流すのは

そんな理由かもしれません。

 

そしていつも感動するのは

ワークを受けた後のワーカーさんの表情の変化。

自分の言葉で進んでいくので(こうなんでしょ?というような強制がない)

多くの人は「そうだったのか」と腑に落ちた表情です。

そして瞳が顔が輝いている。

本当に表情が変わるのです。

それはいつ見ても感動的(*´ω`*)

その場で劇的改善をもたらすようなアプローチなのに

ゲシュタルト療法って聞いたことがない。

よくそう言われます。

なぜ日本ではあまり知られていないのか?

日本では大学の心理学科でも教えているところはほとんどない。

また創始者のパールズは理論よりも体験を重んじる人だったので

アカデミックな著書をあまり残していない。

という理由と

一時ワーカー(クライエントのこと。そう呼ぶのにも理由がある)さんが

しんどくなっても無理強いするような技法を行ったからだと

私は認識しています。

まぁ聞くより体験するのが一番(*´ω`*)

「Ah‐ha!」体験できるか!?

 

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

ゲシュタルト療法ワークショップを開催します。

まずは気軽に参加してみてくださいね(*´ω`*)

日時:11月23日(祝) 10時00分〜16時00分
場所:博多区冷泉町4−12 2F gemstone 内
定員:10人
費用:1人 ¥ 5,000

申し込みは、下記よりお願いいたします。

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