発達障がい児の指導 算数・数学 その1

発達障がい児の指導 算数・数学 その1

事例「難関「割り算」を超えるまで     発達障がいを持った子どもたちの中には   「数学に驚異的な伸びを見せる」   子もいれば、   「たし算が困難」   「かずの規則性や概念が理解できない」   子もいます。   子どもたちが将来「仕事に就くこと」を考えたときに、 算数ができることも必要になります。   その算数で、最も難関な課題が   「割り算」です。   「なぜ、割り算が必要? 電卓でいいじゃないか」...
発達障がい指導事例 その3

発達障がい指導事例 その3

事例「触覚過敏」 ~すぐに席を立つ小学1年生の男の子〜       こんなパターンの子どももいるんだなあと教えてくれた例です。   「授業中にすぐに立ってうろうろしまう子がいる。 何度注意しても立ってしまう」   先生に何度も注意されながら、授業を受けていた。 1学期はまだ学校に慣れずに、 落ち着かない子どももいるからといわれていたが 2学期後半になっても行動に変化はない。 学力的にも遅れはなく、席を立ってどこかに出かけるわけでもない。  ...
発達障がい指導事例 その2

発達障がい指導事例 その2

事例「視覚過敏」 ~すぐ寝てしまう小2の女の子〜       25年ほど前の話です。 「学習中にすぐに寝てしまう子がいる。 何度注意しても寝てしまう」   「子どもに何時に寝たのか、しっかり寝ているのか」 などを聞いたが、寝ているらしい。とにかく疲れるという。 という塾の先生からの相談でした。   子どもの学習している様子を観察しに行きましたが、 お邪魔した日は寝ることもなく、学習を終了してしまいました。     子どもが帰る前に 「どんな時が疲れる?」...
発達障がい指導事例 その1

発達障がい指導事例 その1

事例「聴覚過敏」 ~集中力がない中2の男の子     「指導できない子どもがいる」 今から30年ほど前、発達障害という言葉もなかった時代のお話です。 「指導が通じない子どもがいる」 と塾の先生から相談の電話がありました。 話を聞いてみると 「とにかく集中できない。顔が上がって問題に取り組めない。」 とのことでした。   そこでこれまでの指導法を聞いてみると 「子どもが顔をあげたら、集中しなさい、と声をかけた」 「集中できないので、自分(先生)のそばに座らせて...

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