発達に凸凹がある子どもの「過敏」は成長の「武器」となる
これまで「過敏」についてお伝えしたところ、
「子どもが困っていることのヒントになった」とメールをいただきました。
続きの文には、
「子どもが困っていることを確認して、しっかり援助したい」と。
このメールを読んで、言葉が足りなかったなあと思い。このブログを書いています。
実は、「過敏」はしんどさでもありますが、「成長の武器」ともなります。
「視覚過敏」がある子どもは、
目で見えるものを「量多く」あるいは「正確に」掴んでいることを表しています。
「聴覚過敏」がある子どもは、
聞こえるものを「たくさん」「一度に」「いろんな種類を」聞いていることにも繋がります。
「味覚」過敏がある子どもは、
水の微妙な味の違いやコーヒーのわずかなローストの時間の変化も掴むということです。
子どもの「過敏」の影響で、その場で できていないところに焦点を当てると 「困った」になり
子どもの「過敏」の影響で、ほかの人ではできないところに焦点を当てると 「有能な能力」になります。
全ての人に発達凸凹があり、経験を重ね その凸凹を補うように工夫をして 課題を乗り越えて行きます。
発達の凸凹がある場合には、
うまくいかないところを補うような能力を持っていることが多いように思います。
その能力を見つけ、最大限に伸ばすことで、相対的に苦手な分野も小さくなります。
「うまくいかないこと」に焦点を当てるのではなく、その症状を引き起こす「過敏」こそを
「強み」とし、伸ばすことで大きな力・能力を身につけることができると思っています。
「悪いのは子どもではない」
能力を見つけられない大人、能力を潰す大人の問題かもしれません。
全ての人が「成長の機会」持ち、「成長」を喜びとする環境になることを願い、活動しています。