gemstone の能力開発は他の塾と何が違うの?
「目の前の子どもへのその瞬間のアプローチ」が、子どもを伸ばす「鍵」
子どもたちへ提供している内容や課題だけを見た方は、
「大きく他の塾と変わらないね」とおっしゃいます。
子どもたちを指導していらっしゃる先生方も使用している教材や教具(
指導に使う道具や玩具)を見て、
「私も使っています」とおっしゃいます。 実際、その通りです。
私も25年前子どもたちを指導しているときは、教材や教具や子どもたちに
提示するメニューばかり気にしていました。
子どもたちは、能力を開花する道筋こそ一緒なれど、
誰一人同じ能力を持っておらず、好みも異なります。
内容や何を使っているかを気にしている間は、細かく子どもを観察し
子どものタイミングに合わせた
その瞬間にしかできない指導を行なっていませんでした。
「目の前の子どもへのその瞬間のアプローチ」が、子どもを伸ばす「鍵」と言えます。
子どもへのアプローチの一例です。
☆子どもの強い優位感覚と苦手な感覚へ働きかける
私たちは、目、耳、口、鼻、皮膚などの感覚器官から様々な刺激を受け取っています。
ただし、この受け取り方に人それぞれの特徴があります。
敏感な感覚器官と鈍感な感覚器官とがあるのではないでしょうか。
感覚器官を敏感にすることで、外界の刺激を吸収することが容易になります。
例えば、日常から視覚に敏感であれば
「表情や動きから人の変化が早くわかる」「教科書が写真のように記憶できる」「色や形に敏感で工作や色彩が豊か」
のような状態が考えられます。
また、その場で「見えるもの」「聞こえるもの」「自分の中の声」「体の感覚」「匂いや皮膚の感覚」などに気を
配る練習をすると、苦手な感覚も育ってきます。
具体的には、聴覚刺激の「歌」「読み聞かせや語りかけ」
視覚刺激の「カード」「表」「色彩」「図形」「積み木」
運動覚(触覚)刺激の「塗り絵」「写し絵」「迷路」「数書」 などを
子どもの発達に合わせてアプローチします。
「積み木」や「迷路」は、例題通りの形に並べるためには「視覚」と「運動覚(触覚)」を供応して活動します。
「感覚器官を鋭敏にし、外界の刺激に対し、柔軟性を持った状態を作ること」を、大事にする
私たちは、「考えなさい」と子どもに言うことがありますが、
「考える」とは、どういうことなのでしょう?
子どもたちは、「過去の体験」に照らし合わせて、物事を理解し、判断します。
怖いという経験をしたことがない子どもたちは、何が怖いののか、どんな状況が怖いのかもわかりません。
周囲の大人の行動、声の調子、振る舞いや身体の強張りなどを身近に感じ、
「怖い」場面・状況とと心的、身体的な動きとを習得しています。
ウルトラマンを見た男の子が、高層階のマンションからウルトラマンのように飛び降りるのも
「怖い」という感情を持っていないからに他なりません。
「考える」という行為は、「体験的に見つけていくもの」とも言えます。
体験は、私たちの五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を通して、行われますが、
私たち一人ひとり、得意な(優位な)感覚器官は異なっています。
よって、同じものを見たり、聞いたりしても微妙に異なった体験をしています。
子どもたちが、自分の可能性を最大限に伸ばすためには、まず、自分の思考のくせ(傾向)を知ること、
そして、自分に合わせた学習の方法を身につけること、また目的に合わせて学習の方法を変化することができる柔軟性を
育ててあげることが、能力開発のポイントだと考えています。
実は、練習すれば身につく技術、スキルです。