辞書引き講座 辞書を楽しむ方法 その2
辞書を「ゲーム」として楽しむ
辞書はわからない言葉があったときに使うものではなく、
日頃から触って遊ぶ道具です。ゲームよりハマってしまうことがあります。
新しいことを知る、新しい言葉に出会うことはとても楽しいことです。
遊び道具として「辞書」に触れていると、思わぬ楽しみを見つけることができます。
ぜひ、辞書を身近において毎日触れることをお勧めします。

「辞書で言葉を見つける」 字数指定ゲームその1
辞書を開いて言葉を調べるだけの遊びですが、
「字数」を決める
とたんにと楽しくなります。
「5文字のことば」「7文字のことば」など字数を決めてみましょう。
「5文字のことば」をノートに書き出し、そのことばを調べます。
5文字でもたくさん調べているうちに思いつかなくなります。
ここからが楽しい辞書引きです。
辞書の適当なページを開いて5文字の言葉を見つけるのです。
見つけた言葉を
①通し番号を書いたポストイットに
②その言葉を書き
③辞書をしっかり読みます
④そして、そのポストイットを辞書に貼ります
⑤数個調べた後、参加者にその言葉紹介してももらいます
字数指定で調べた言葉を紹介してもらうと、今まで出会ったことのない
言葉に出会うことができ、その言葉の意味も紹介してもらうので
「ほ〜」「なるほど」と声が上がります。
また、単純な字数指定なので、年齢に関係なく言葉を見つけることができます。
年長さんが「はれすがた」や「うらめしい」などを紹介してくれます。

文字数をさらに増やすと..
「10文字以上は難しい」
10文字以上の言葉をスラスラ言える人は、言葉をたくさん持っている人です。
なかなか見つからないので、辞書で調べることになります。
「ひらがなの数をかぞえる」ことで、言葉を見つけることができるので
ひらがなが読め、数字をかぞえることができれば
「年齢に関係なく」
ゲームに参加できます。
「たんとうちょくにゅう」(10文字)のことばを見つけて
説明してくれた小学1年生もいます。
次回は、「どんな辞書を選んだらいい?」のご質問にもお答えします。