発達障がい指導事例 その3

発達障がい指導事例 その3

事例「触覚過敏」 ~すぐに席を立つ小学1年生の男の子〜       こんなパターンの子どももいるんだなあと教えてくれた例です。   「授業中にすぐに立ってうろうろしまう子がいる。 何度注意しても立ってしまう」   先生に何度も注意されながら、授業を受けていた。 1学期はまだ学校に慣れずに、 落ち着かない子どももいるからといわれていたが 2学期後半になっても行動に変化はない。 学力的にも遅れはなく、席を立ってどこかに出かけるわけでもない。  ...
発達障がい指導事例 その2

発達障がい指導事例 その2

事例「視覚過敏」 ~すぐ寝てしまう小2の女の子〜       25年ほど前の話です。 「学習中にすぐに寝てしまう子がいる。 何度注意しても寝てしまう」   「子どもに何時に寝たのか、しっかり寝ているのか」 などを聞いたが、寝ているらしい。とにかく疲れるという。 という塾の先生からの相談でした。   子どもの学習している様子を観察しに行きましたが、 お邪魔した日は寝ることもなく、学習を終了してしまいました。     子どもが帰る前に 「どんな時が疲れる?」...
発達障がい指導事例 その1

発達障がい指導事例 その1

事例「聴覚過敏」 ~集中力がない中2の男の子     「指導できない子どもがいる」 今から30年ほど前、発達障害という言葉もなかった時代のお話です。 「指導が通じない子どもがいる」 と塾の先生から相談の電話がありました。 話を聞いてみると 「とにかく集中できない。顔が上がって問題に取り組めない。」 とのことでした。   そこでこれまでの指導法を聞いてみると 「子どもが顔をあげたら、集中しなさい、と声をかけた」 「集中できないので、自分(先生)のそばに座らせて...

ただいま休業中です

5月9日まで休業しています gemstoneも休業しています。 5月10日より再開の予定ですが、 コロナの状況により変更するかもしれません。   メールやZoomなどを利用してのご相談はお引き受けいたします。 「子育ての悩み」「発達・障がいについて」その他、悩みがございましたら info@gemstone-labo.com へご連絡をくださいませ。   また、事務所への電話によるお問い合わせも対応できます。 092−406−2774 です。   皆様のご健康を祈念しております。  ...

ゲシュタルト療法とは?

ゲシュタルト療法というのは、 精神分析医のフレデリック・S・パールズと ゲシュタルト心理学者だったローラ・パールズによって創られた 統合的・実存主義的な心理療法で、 今ここでの体感的な「気づき」によって 心身のホメオスタシスと人格の統合を目指すものです。   具体的にどんな療法かというと いま現在起きている「不安や問題」の元である「過去の未完了の感情」を その時を想起して、それに結びついている苦痛な感情を発散させる というもの。   このアプローチは患者・非患者の区別をしません。 クライエントと呼ばないのは、...

心理の師匠に教わった「人としてしてはいけない」2つのこと

20歳前後の若い女性をみると、あの夜の日を思い出します。 看護師長をしていた時のことです。 その晩、私はある病院の管理当直をしていました。 静かな夜になるといいなぁと思っていると、そこに外傷の患者が。 まだ若いきれいな女性でした。 その女性は手首を自分で切り、縫ってくれと医師に訴えます。 その傷が浅いため縫うほどではないと医師が説明しても、 「1針でもいいから縫ってほしい」 とあきらめません。 医師の態度が変わらないと、 「もっと深く切ったら縫ってくれるんやな」 と投げやりに言い放っていました。...